「ダイオードレーザーは他のレーザー脱毛機器と何が違うの?」
「ダイオードレーザーに向いているのはどのような人?」
「ダイオードレーザーは白髪や産毛にも効果があるのか知りたい」
アレキサンドライトレーザーの施術では脱毛効果があまり感じられなかった方や、ヤグレーザーを試してみたいけれど痛みが強いと聞いて躊躇している方は、ダイオードレーザーの脱毛効果が気になりますよね。
この記事では、ダイオードレーザーで毛が抜ける仕組みや効果を始め、脱毛完了までの目安の回数、メリット・デメリットなどを解説しています。
ダイオードレーザー医療脱毛の仕組みとは
医療脱毛(レーザー脱毛)は毛のメラニン色素に反応するレーザーを照射し、発生させた熱で発毛に関わる組織を破壊して脱毛効果を得ています。
日本で主に使用されているレーザー脱毛機器にはダイオードレーザー以外に、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーがありますが、どれも大まかな仕組みは同じですよ。
ただし半導体を光源としているダイオードレーザーには、レーザー脱毛機器で一般的な「熱破壊式」だけではなく「蓄熱式」もあるのが大きな特徴です。
さらにダイオードレーザー/アレキサンドライトレーザー/ヤグレーザーには、それぞれ脱毛に向き不向きの部位があります。
ダイオードレーザーの仕組みについて詳しくみていきましょう。
「熱破壊式」ダイオードレーザーの仕組み
ココがポイント
熱破壊式では毛根部にレーザーを照射します。毛根部には毛を育てる毛乳頭や毛母細胞があるため、熱ダメージを与えることで毛が生えてこなくなる仕組みです。
毛根部は毛包(毛を包んでいる組織)のなかで最下部に位置しています。そのため脱毛効果を発揮するには、強めのレーザーをしっかりとあてる必要がありますよ。
熱破壊式は別名ショット式とも呼ばれるように、一瞬で高出力のレーザーを出して熱ダメージを与えます。熱破壊式は痛みを感じやすい施術となりますね。
「蓄熱式」ダイオードレーザーの仕組み
ココがポイント
蓄熱式は毛根部よりも浅い部分にあるバルジ領域にレーザーを照射する仕組みです。
バルジ領域は毛を生やす指令を送る組織なので、熱ダメージを与えると指令がでなくなり、毛が生えてこなくなりますよ。
蓄熱式がターゲットにするバルジ領域は毛根よりも皮膚表面に近い位置にあります。
そのため熱破壊式のような高出力のレーザーを照射する必要がありません。じわじわと蓄積させた熱によって組織を破壊し、脱毛効果を得ます。
ダイオードレーザーは蓄熱式の脱毛方法もありますが、アレキサンドライトレーザー/ヤグレーザーは熱破壊式のみにしか使用することができませんので注意しましょう。
ダイオードレーザーの照射が向いている部位
ダイオードレーザーでワキやVIOをしっかり脱毛したいなら熱破壊式、産毛まで綺麗にしたいなら蓄熱式がおすすめです。
熱破壊式はメラニン色素が多く含まれる剛毛や、脇やVIOの太くて濃い毛への照射が向いていますよ。
一方の蓄熱式は熱破壊式ダイオードレーザーやアレキサンドライトレーザー/ヤグレーザーが苦手とする、顔や背中の産毛に対して脱毛効果が期待できます。
ダイオードレーザーの照射が向いていない部位
蓄熱式はワキやVIOの脱毛効果が、熱破壊よりも低くなってしまいます。
ただし蓄熱式が剛毛にまったく効果がないということではありません。あくまでも熱破壊式に比べて、蓄熱式ダイオードレーザーでは濃く太い毛に効果がでにくいと考えてくださいね。
白髪については熱破壊式、蓄熱式の両方に脱毛効果は期待できません。ダイオードレーザーに限ったことではなく、医療脱毛で白髪に効果があるのはニードル脱毛(医療針脱毛)のみとなっています。
ダイオードレーザーの効果
ダイオードレーザーは近年導入するクリニックが増加しており、脱毛希望者からとても注目を集めています。
アレキサンドライトレーザーやヤグレーザーではなく、なぜダイオードレーザーが選ばれるのでしょうか。
効果①アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの良いとこどり
ダイオードレーザーとアレキサンドライトレーザー/ヤグレーザーには、波長の違いがあります。
ココがポイント
波長とはレーザーが届く距離のことで、距離が短い順にアレキサンドライトレーザー/ダイオードレーザー/ヤグレーザーとなりますよ。
つまりダイオードレーザーは、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの中間の波長を持つレーザー脱毛機器になるのです。
一般的な毛根と根深い毛根のちょうど中間に該当するため、ダイオードレーザーの波長は幅広い毛質に対応が可能となります。
アレキサンドライトレーザー/ダイオードレーザー/ヤグレーザーには、それぞれFDA(※1)や厚生労働省の認可を受けている機種があります。
安心安全の施術ができる証明になるので、脱毛に不安がある方はFDAや厚生労働省の認可を受けている機種を選ぶのがよいでしょう。
※1アメリカ食品医薬品局のことで、日本における厚生労働省にあたる機関
効果②黄色人種に合ったレーザー脱毛
ココがポイント
ダイオードレーザーは、黄色人種の肌質や毛質に最も適したレーザー脱毛機器です。
ダイオードレーザーによる脱毛は黄色人種である日本人の肌に負担をかけにくく、脱毛効果を得やすいということになりますね。
現在、世界でトップシェアを誇るのはアレキサンドライトレーザーです。日本でも多く使われているレーザー脱毛機器になります。
しかしダイオードレーザーはアレキサンドライトレーザーに次ぐ導入数となっていますよ。
ダイオードレーザーと日本人の肌の相性が良く、多くのクリニックが脱毛効果の高さを評価していると考えられますね。
効果③剛毛な人の脱毛にも効果的
ダイオードレーザーの脱毛方法によって、効果が期待できる毛が異なります。
剛毛に対する脱毛効果は、蓄熱式よりも熱破壊式の方が高いとお伝えしましたね。
ダイオードレーザーで剛毛をしっかり脱毛したい人は熱破壊式がおすすめです。
効果④背中や顔の産毛の脱毛にも効果的
アレキサンドライトレーザーはメラニン色素が多い毛に対して高い脱毛効果を発揮するため、メラニン色素の少ない産毛にはあまり効果がありません。
ココがポイント
ヤグレーザーは波長が長く、皮膚表面に近い部分に毛根がある産毛にもダメージを与えることができますが、施術の痛みは3種類のなかでもっとも強くなります。
そのため、ヤグレーザーで産毛の脱毛を希望する人は少ないと言えるでしょう。
しかしダイオードレーザーは熱破壊式/蓄熱式の両方とも、産毛や細い毛の脱毛効果が期待できますよ。
特に顔や背中は皮膚が薄く痛みを感じやすい部位のため、痛みが少ない蓄熱式のダイオードレーザーは施術に適しています。
ダイオードレーザー脱毛の施術回数の目安
脱毛に通い始めると、どれくらいで効果が現れるのか気になりますよね。
脱毛の効果はレーザー脱毛機器の種類だけではなく、肌質や毛質などによって個人差があります。
さらにどの程度をもって脱毛を完了とするかによって、必要となる回数は大きく変わりますね。
そのため確実な回数をお伝えすることはできませんが、おおよその回数を解説していきますね。
顔や背中の産毛の脱毛の施術回数目安
顔や背中の産毛の脱毛の施術回数は5〜10回が目安です。
産毛は毛が細いですが、実は剛毛よりもしつこい毛になりますよ。
産毛は他の毛に比べてメラニン色素が薄いためレーザーが反応しにくく、充分なダメージをあたえるのが難しくなっているからです。
産毛は脱毛効果がでにくいため、施術の回数は多くなる傾向があると覚えておきましょう。
剛毛な人の脱毛の施術回数目安
剛毛の場合の施術回数の目安は5〜8回になります。
繰り返しお伝えしていますが、ダイオードレーザーは蓄熱式よりも熱破壊式の方が剛毛の脱毛効果は早くでやすくなりますよ。
ただし、あくまでも脱毛効果が早くでやすいのが熱破壊式というだけなので、8回の施術を受けた後の状態は熱破壊式と蓄熱式では差はありません。
ワキ脱毛の施術回数目安
ダイオードレーザーでワキを脱毛した場合、施術回数の目安は5〜8回となります。回数的には剛毛と変わらないスピード感で、脱毛の効果を得られるということになりますね。
ワキは体のなかでも特にレーザー脱毛による痛みを感じやすい部位です。
そのため、いくら効果が高いと言ってもアレキサンドライトレーザーやヤグレーザーでは痛みに耐えきれなかったという人もいますよね。
ダイオードレーザーなら熱破壊式でも痛みは少ないですし、蓄熱式ならさらにリラックスした状態で施術を受けることができますよ。
ダイオード レーザー脱毛の効果を感じやすくする方法
レーザー脱毛を受けても、期待していたような効果が得られていないケースもあります。
脱毛効果が得られにくい理由はさまざまにありますが、施術を受ける側が意識を変えるだけでも、効果を高められますよ。
ダイオードレーザーの脱毛効果を高めるには、次のことに気をつけてみましょう。
ポイント
・毛周期に合わせて脱毛に通う
・脱毛したい部位とダイオードレーザーの特徴を理解する
毛周期に合わせて脱毛に通う
毛周期 | 施術回数 | |
---|---|---|
ワキ | 2~3ヶ月 | 約5回程度 |
足 | 1ヶ月半~2ヶ月 | 約5回程度 |
VIO | 1ヶ月半~2ヶ月 | 約5回程度 |
毛周期とは毛の生え変わりのサイクルのことです。毛周期は毛の生える部位によって異なり、詳細は上記に示した通りになりますよ。
毛は一度生えたらずっと生えているのではなく、抜け落ちて再び生えてくるというサイクルを繰り返しています。
具体的には、成長期→退行期→休止期→成長期→退行期のサイクルを繰り返しています。
ココがポイント
レーザー脱毛による脱毛効果が得られるのは成長期のみです。
毛の成長の源となるのは毛乳頭と呼ばれる部位で、毛乳頭が毛細血管や神経と繋がることで栄養や酸素が運ばれて毛の成長が促されます。
毛周期の中で毛乳頭が毛細血管や神経と繋がっているのは成長期のみのため、退行期や休止期にいくらレーザーを照射しても、ダメージを与えることができません。
つまり脱毛の施術の回数を増やしても、レーザー照射のタイミングが成長期にあたっていなければ、ほとんど意味がなくなってしまうのです。
脱毛したい部位とダイオードレーザーの特徴を理解する
脱毛効果をしっかりと得るには、脱毛したい部位の毛質がダイオードレーザーの得意分野であることが大事です。
たとえば顔や背中に多い産毛にはダイオードレーザーは優れた効果を発揮します。
ココがポイント
ダイオードレーザーは幅広い毛質に対応していますが、濃く太い毛や毛根が深い部分から生えている毛はアレキサンドライトレーザーやヤグレーザーの方が得意になります。
そのため剛毛やワキ・VIOを脱毛したい方は、ダイオードレーザーでは脱毛の効果を感じにくいでしょう。
ただし、剛毛やワキ・VIOは痛みを感じやすい部分ですよね。いくら脱毛効果が高いと言っても、施術のたびに痛みが強いと恐怖を感じてしまう人もいますよね。
その点、ダイオードレーザーなら痛みを軽減して施術を受けることができますよ。
ダイオードレーザーと他のレーザーと違い
引用元:リゼクリニック
アレキサンドライトレーザーの波長は755nmで、3種類のなかでは最も短くなります。波長が短いほどメラニンに対する反応が高くなるため脱毛効果が高くなります。
脱毛の口コミで「輪ゴムを弾いたような痛み」と表現されるのが、アレキサンドライトレーザーの痛みで、施術中には痛みが伴いますよ。
ヤグレーザーは3種類のなかで最も波長が長い1064nmです。レーザーが奥まで届くので、根深い部分から生えている太く濃い毛の脱毛効果が高いですよ。
レーザーの波長が長いほど皮膚表面のメラニン色素に対する反応は弱くなるので、日焼け肌や色黒肌に対応できるのもヤグレーザーの大きな特徴です。
ただし、痛みは3種類のなかで最も強くなるので注意しましょう。理由は皮膚の深くまでレーザーが届くからです。
アレキサンドライトレーザーは輪ゴムを弾いたような痛みと表現されますが、ヤグレーザーはそれよりももう少し重みのある痛みを感じる方が多いですね。
ダイオードレーザーの波長は810〜940nmで、3種類の中間になります。中間層に届くレーザーなので幅広い毛に脱毛効果を発揮しますよ。
熱破壊式のダイオードレーザーはアレキサンドライトレーザーよりも波長が長いのでメラニンの反応が抑えられ、痛みが軽減します。
また、レーザーの到達度がヤグレーザーよりも浅いことも、痛みが抑えられる理由ですね。
他のレーザーとの比較表
アレキサンドライトレーザー | ダイオードレーザー(蓄熱式) | ヤグレーザー | |
---|---|---|---|
波長 | 755nm | 800nm | 1064nm |
照射時間 | 〇速い | ◎速い | ×遅い |
痛み | 部位によって強め | 少ない | 部位によって強め |
美容 | シミ、くすみ、毛穴 | × | シミ、くすみ、毛穴 |
メリット | ・太めの毛、濃い毛に効果高い ・美容効果も期待できる |
・産毛にも対応 ・施術時間短い ・日焼け肌、色黒肌でも施術可能 |
・美容効果も期待できる ・日焼け肌、色黒肌でも施術可能 |
デメリット | 日焼け肌、色黒肌には照射できない | 美容効果は期待できない | 照射範囲が小さい |
代表的脱毛機器 | ・ジェントルレーズプロ | ・メディオスターNeXT PRO ・ソプラノアイス・プラチナム |
・ジェントルヤグプロ |
アレキサンドライトレーザーとヤグレーザー(2種類とも熱破壊式)は、1ショットで照射できる範囲が狭く施術時間がそれなりにかかります。
ですがダイオードレーザー(蓄熱式)は1度に幅広い範囲に照射できるので、照射時間が短くなり施術時間が短縮されますよ。
レーザー脱毛はよく輪ゴムを弾いたような痛みがすると表現されますよね。その表現は熱破壊式レーザー脱毛機器による施術を指しています。
特にメラニン色素に強い反応が出るアレキサンドライトレーザーや、波長が長くメラニン色素への反応が低いため高出力で照射する必要のあるヤグレーザーは痛みを強く感じてしまいます。
しかし、ダイオードレーザーは熱破壊式でも痛みが少なくなっています。蓄熱式では温かい感覚があるだけで、施術中に寝てしまう人もいるくらい痛みがありません。
また、アレキサンドライトレーザーは皮膚のメラニン色素にも作用するため、シミやそばかすの治療にも採用されています。
ヤグレーザーも波長が長く皮膚深部までレーザーが到達するので、コラーゲンの生成を促す効果が期待できますが、ダイオードレーザーにはこのような美容効果は期待できません。
ダイオードレーザー脱毛機器の種類
種類 | 方式 | 導入クリニック |
---|---|---|
ライトシェアデュエット | 熱破壊式ダイオードレーザー | ・アリシアクリニック ・リゼクリニック |
メディオスターNeXT PRO | 蓄熱式ダイオードレーザー | ・フレイアクリニック ・リゼクリニック |
メディオスターモノリス | 熱破壊式+蓄熱式ダイオードレーザー | ・フレイアクリニック |
ソプラノアイスプラチナム | 蓄熱式ダイオードレーザー | ・アリシアクリニック ・リゼクリニック |
クリスタルプロ | 熱破壊式+蓄熱式ダイオードレーザー | エミナルクリニック |
クリニックに導入されているダイオードレーザーには、熱破壊式と蓄熱式に分かれているタイプだけではなく、熱破壊式と蓄熱式の切り替えが可能なタイプもあります。
熱破壊式と蓄熱式では得意とする毛質や肌質が変わるので、自分の毛や肌に合ったダイオードレーザーを選ぶことが大切ですよね。
また切り替えができるタイプなら、さらに施術時間の短縮に繋がります。
ライトシェアデュエット(熱破壊式ダイオードレーザー)
ライトシェアデュエットはアメリカのルミナス社が販売しており、世界一のシェアを誇る医療レーザー脱毛機器です。
永久脱毛の効果が認められるとして、世界で初めてFDAで認可を受けた機種でもありますよ。
ココがポイント
熱破壊式ダイオードレーザーで、蓄熱式よりも剛毛やワキ・VIOの脱毛効果の出方は早くなりますね。
ライトシェアデュエットには照射口の大きなHSハンドピースと、照射口が小さいETハンドピースがあり、部位に応じて使い分けが可能となっています。
HSハンドピースには吸引機能があり、肌を吸い寄せることで毛根部が近くなり、確実に熱ダメージを与えて脱毛効果を高めることができます。
そのため、出力を下げて照射をしても脱毛効果をしっかりと得ることができますよ。熱破壊式ながら痛みが軽減されているのはこのためです。
ETハンドピースには冷却機能がついているので、照射と同時に肌表面を急速に冷やし、痛みを軽減することができますよ。
メディオスターNeXT PRO(蓄熱式ダイオードレーザー)
メディオスターNeXT PROはドイツのエースクレピオンレーザーテクノロジーズ社が販売しており、FDAと厚生労働省の認可を受けている機種です。
蓄熱式で皮膚表面に近いバルジ領域に熱ダメージを与えて脱毛効果を促すため、低出力かつ連続の照射が可能となっていますよ。
ココがポイント
そのため照射時の痛みはほとんどなく、ハンドピースが触れている部分がじんわりとする程度で、施術時間も短いのが特徴です。
またメディオスターNeXT PROは、808nmと940nmの2種類の波長を照射できるので、より幅広い毛質に対応した施術が可能となっていますよ。
メディオスターモノリス(熱破壊式+蓄熱式ダイオードレーザー)
メディオスターモノリスはメディオスターNeXT PROの後継機種で、こちらもFDAと厚生労働省の認可を受けています。
ココがポイント
メディオスターモノリスは蓄熱式だけではなく、熱破壊式への切り替えが可能となっている点がメディオスターNeXT PROとの違いですね。
蓄熱式でも剛毛やワキ・VIOの脱毛効果が期待できますが、効果の出方が早いのは熱破壊式になります。
また、メディオスターNeXTPROとの最大の違いは施術時間になりますよ。全身脱毛の場合、メディオスターNeXTPROは90分ほどかかりますが、メディオスターモノリスは60分と30分も早く終了します。
これはハンドピースの照射面積が10%広くなったからと、デュアルハンドピースの採用で部位によって付け替える手間が省けたからです。
ソプラノアイスプラチナム(蓄熱式ダイオードレーザー)
ソプラノアイスプラチナムはイスラエルのアルマレーザーズ社が販売しており、FDAの承認を受けています。
ココがおすすめ
ソプラノアイスプラチナムの大きな特徴は、ダイオードレーザー以外にアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの照射が可能なところですね。1台で産毛から剛毛、根深い毛まで全てをカバーできます。
また、熱破壊式で産毛や細い毛にレーザーを照射すると、毛が濃くなってしまう硬毛化という現象が起こることがあります。
しかし、ソプラノアイスプラチナムは蓄熱式なので、このようなリスクが低くなりますよ。
ダイオードレーザーできる医療脱毛クリニックおすすめ
クリニック | 脱毛機器 |
---|---|
アリシアクリニック | ライトシェアデュエット ソプラノチタニウム |
フレイアクリニック | メディオスターNeXT PRO メディオスターモノリス |
リゼクリニック | ライトシェアデュエット メディオスターNeXT PRO ラシャ |
エミナルクリニック | クリスタルプロ |
ダイオードレーザーは海外では導入数が最も多いのですが、日本ではアレキサンドライトレーザーがトップシェアとなっています。
そのためダイオードレーザーの施術を受けるには「どのクリニックを選べばよいの?」と悩んでしまいますよね。
フレイアクリニック
おすすめポイント
・料金プランは一般/大学(専門学生)/中高生の3つのプランがある
・顔/VIOを除く全身26箇所の全身脱毛は5回で173,800円(一般)
・顔/VIOを除く全身脱毛プランを月々2,900円で受けることも可能
・全身脱毛だけではなく部分脱毛もできる
・途中解約でも解約事務手数料は無料で返金手続きが可能
・医師による初診/カウンセリング/肌トラブルによる再診/治療薬が無料
・手の届かない範囲の剃毛は無料
・テスト照射が無料
・施術当日のキャンセル料が1回無料
・駅から近い完全個室で平日は21時まで診療(※)
・サイト上で料金シミュレーションができる
※ 土日は20時まで
特徴まとめ
フレイアクリニックでは「メディオスターNeXT PRO」と「メディオスターモノリス」の2機種を取り扱っています。どちらも蓄熱式のレーザー脱毛機器で、808nmと940nmの2種類の波長のレーザーの同時照射が可能ですよ。
メディオスターNeXTPROは全身脱毛の施術時間が90分、メディオスターモノリスなら全身脱毛が60〜90分で完了します。
またフレイアクリニックではハンドピースを複数採用しており、メディオスターNeXT PROは「ST」「XLL」の2種類、メディオスターのモノリスは「S」と「XL」の2種類となっています。
照射面積が小さいハンドピースでは顔などの細やかな部位を、大きいハンドピースは背中などの広い面をスピーディーに照射することができますよ。
照射時の出力が低いメディオスターNeXT PROとメディオスターモノリスは、皮膚表面のメラニン色素に反応しにくいため、日焼け肌や色黒の肌にも照射が可能となっています。
エミナルクリニック
おすすめポイント
・全身脱毛のプランのみ
・料金は地域によって異なる
・全身脱毛ベーシックプラン(顔とVIOなし)なら178,990円(5回+2回)※1
・全身脱毛ベーシックプランは月額2,780円でも受けられる※1
・初診料/再診料/テスト照射料/処置料/肌トラブルの治療費が無料
・うなじ/背中/ヒップ/Oラインなどの背面のシェービング代は無料
・開院時間は夜21時まで※2
・1ヶ月に1回のペースで予約がとれる
・予約はオンライン、電話、直接以外にLINEでも可能
・途中解約による未消化分は返金可能
・仕事や学業などの都合で施術が出来ない場合は契約期間を延長できる
※1 東京、神奈川、千葉、埼玉の料金
※2 院によって異なる
特徴まとめ
エミナルクリニックで使用しているクリスタルプロは、エミナルクリニックが独自に開発をしたダイオードレーザーで、蓄熱式と熱破壊式の切り替えが可能な機種となっていますよ。
蓄熱式のみのダイオードレーザーでは、剛毛の脱毛効果が現れるまである程度の施術回数や時間が必要です。しかしクリスタルプロなら剛毛を得意とする熱破壊式に切り替えて施術を行うことが可能です。
これとは反対に、熱破壊式は産毛への効果が低いですが、蓄熱式に切り替えることで産毛へも高い脱毛効果を得ることができますよ。
多くのクリニックでは熱破壊式もしくは蓄熱式でしか施術できません。
アリシアクリニック
おすすめポイント
・全身+VIO脱毛が5回(+2回保証付き)で198,000円
・全身+VIO脱毛プランを月額2,900円で受けることができる
・保証分2回の施術が必要なければ「美肌治療ダーマペン」「瘦身治療エムスカルプト」に引き換え可能
・初回契約時に4回分の予約をまとめて取ることができる
・照射2時間前なら当日でもキャンセル料無料
・余った回数は返金し、解約手数料は無料
・手が届きにくい4部位(えりあし/背中腰/Oライン)のシェービング代は無料
・店舗移動は手数料無料で行える
・照射漏れは施術から3週間以内なら無料で対応
・全身+VIOの施術時間は30分
特徴まとめ
アリシアクリニックで使用しているレーザー脱毛機器は2種類で、「ソプラノチタニウム」と「ライトシェアデュエット」になりますよ。
ソプラノチタニウムは蓄熱式のレーザー脱毛機器です。ダイオードレーザーだけではなく、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの合計3種類の異なる波長のレーザーの照射が可能ですよ。
そのため、毛根部の深さや毛の濃さが異なる毛が混在する部位の対応ができ、脱毛効果を得やすくなりますね。
ライトシェアデュエットは熱破壊式のレーザー脱毛機器です。レーザー照射時にハンドピースのヘッド部分が皮膚を吸い上げることで、確実にバルジ領域に熱ダメージを与えることができますよ。
リゼクリニック
おすすめポイント
・全身+VIO+顔5回コース限定で、初回契約なら全員適用される「だれでも割」で10万円オフ(記載コースは通常388,000円が「だれでも割」で288,000円に)
・全身脱毛以外に、部位を指定して脱毛も可能
・初診/再診料/キャンセル料/剃毛料(剃り残し)は無料
・契約した医院以外でも自由に予約が取れる※
・契約の有効期間は5年
・中途解約の未消化分は返金
・施術後の肌トラブルや増毛症・硬毛症には無料で対応
・サイト内で料金シミュレーションができる
※提携院、横浜院、新潟院は除く
特徴まとめ
リゼクリニックではお客様に合わせて脱毛効果を最大化するため、4種類のレーザー脱毛機器を揃えています。
4種類のうちダイオードレーザーはラシャ/メディオスターNeXT PRO/ライトシェアデュエットの3種類になりますよ。
ラシャは熱破壊式と蓄熱式の切り替えが可能なタイプとなっていて、毛質や部位に合わせて選択をしてレーザーを照射します。熱破壊式は蓄熱式に比べて痛みを感じやすくなりますが、-15℃に及ぶ冷却装置を搭載しているため、レーザー照射時の痛みを軽減していますよ。
メディオスターNeXT PROは蓄熱式のダイオードレーザー脱毛機器になります。敏感肌やアトピー性皮膚炎の方でも照射が可能です。リゼクリニックでは照射口の大きいハンドピースを導入しているので、施術時間が短縮されています。
ダイオードレーザーは顔や背中の産毛脱毛に効果ある?
ココがポイント
ダイオードレーザーは、アレキサンドライトレーザーやヤグレーザーに比べて顔や背中の産毛の脱毛効果が高くなりますよ。
アレキサンドライトレーザーはメラニン色素に強く反応するため、メラニン色素が少ない産毛にレーザーが照射されにくく、脱毛効果が低くなります。
ヤグレーザーはアレキサンドライトレーザーよりも産毛の脱毛効果は高いのですが、皮膚の深部までレーザーが到達させるので高出力になり痛みが強くなりますね。
しかし、蓄熱式のダイオードレーザーは低出力で熱ダメージを与えることができるので、産毛に対しても高い脱毛効果を得ることができます。
熱破壊式は蓄熱式よりは産毛の脱毛効果は下がりますが、幅広い毛質に対応できる波長のため、熱破壊式でもしっかりと産毛の脱毛効果を得ることができますよ。
ダイオード レーザーで髭脱毛に効果ある?
ダイオードレーザーは髭脱毛にはあまり効果が期待できません。
なぜなら、髭は皮膚表面から深い部分に毛根があるため、レーザーが到達しないからです。レーザー脱毛機器で髭脱毛をするならヤグレーザーがよいでしょう。
ダイオード レーザーはVIO脱毛に向かない?痛みは?
VIOの脱毛ではアレキサンドライトレーザーやヤグレーザーと比べて、ダイオードレーザーは脱毛効果を実感できるタイミングがやや遅めになりますよ。
これは、VIOに生えている毛が太くて濃いからです。
メラニン色素が多く、根深い部分から生えている毛はアレキサンドライトレーザーやヤグレーザーの方が効果を実感するのが早くなります。
ですがダイオードレーザーでも、VIOの脱毛はできます。あくまでも、アレキサンドライトレーザーやヤグレーザーよりも効果が出るのが遅いということです。
VIOの脱毛をできるだけ早く終わらせたいならアレキサンドライトレーザーやヤグレーザーを選ぶのがよいですが、肌への負担や痛みを抑えた施術を望むなら、ダイオードレーザーを選ぶのがよいでしょう。
ダイオード レーザーは白髪は脱毛できない
ダイオードレーザーでは白髪を脱毛することはできません。
ダイオードレーザーには熱破壊式と蓄熱式の2種類がありますが、どちらも毛のメラニン色素に反応して熱ダメージを与える仕組みに変わりがないからです。
白髪にはメラニン色素が少ないので、レーザーが反応せず、脱毛効果を得ることができないのです。
白髪を脱毛するならニードル脱毛をおすすめします。
ダイオード レーザーの副作用は?
ダイオードレーザーは他のレーザー脱毛機器と比べて副作用が出にくいと言われています。
しかし副作用がでてしまうケースもあるので注意しましょう。
ダイオードレーザーによる副作用には肌の赤みややけどの炎症、毛嚢炎、硬毛化などがあります。
毛嚢炎は主にレーザーによって毛包が傷つき、そこに皮膚に常在しているブドウ球菌が感染することで発症するものです。ニキビのような症状が数日続きますが、ほとんどは自然に治癒します。
硬毛化の原因ははっきりとわかっていませんが、熱ダメージを受けた毛根が破壊されずにかえって活性化することで、太くて濃い毛が生えてくるものと推測されています。
ダイオードレーザー脱毛の施術後の経過や抜け方
ダイオードレーザーによる脱毛では、熱破壊式と蓄熱式ではその後の経過や抜け方が少し違います。
熱破壊式は毛根部に高出力の熱ダメージが加わるため、比較的早い段階で抜け毛が始まります。特に施術後の当日から1〜2週間の間にポップアップ現象が見られることがあり、脱毛効果を実感しやすい傾向がありますよ。
ポップアップ現象とは熱ダメージによって毛穴の中で切れた毛が飛び出してくるものです。
主にワキやVIOなどの太くて濃い毛に起こりやすく、ポロポロと毛が抜けるので「脱毛効果がでた」とわかります。
一方で、蓄熱式ではポップアップ現象は起こりません。
毛の抜け始めを感じるのも施術から2〜4週間後と遅くなります。蓄熱式は脱毛効果がないといわれるのは、このようなタイムラグが発生するからでしょう。
しかし、蓄熱式であっても脱毛効果は同様に得られています。
ダイオードレーザー脱毛のメリット
医療脱毛にはダイオードレーザーだけではなく、アレキサンドライトレーザーやヤグレーザーもあります。
そのなかであえてダイオードレーザーを選ぶのは、ダイオードレーザーに他にはないメリットがあるからですよね。
ダイオードレーザーによる脱毛のメリットをまとめました。
メリット①照射時間が短く、肌への負担も少ない為敏感肌でも施術が受けられる
蓄熱式のダイオードレーザーは熱破壊式とは違い、じんわりと温かいレーザーを大きな照射口のついたハンドピースで照射します。
熱破壊式はターゲットをピンポイントで狙う必要がありますが、蓄熱式は肌の上で滑らせながら照射するので、施術時間が大幅に短縮されます。
メリット②施術の痛みが少ない
脱毛の施術を受けるにあたり、多くの人が心配なのが施術時の痛みですよね。
レーザー脱毛機器で比べるなら、痛みはヤグレーザーが最も強く、次いでアレキサンドライトレーザーになります。
ダイオードレーザーは熱破壊式は痛みをやや感じますが、アレキサンドライトレーザーよりも痛みの度合いは低くなりますよ。
蓄熱式のダイオードレーザーなら、さらに痛みが軽減できます。
メリット③産毛の脱毛もできる
実際に脱毛を始めてみると、産毛がなく肌がツルツルの状態にしたいと考える方は多いですね。
産毛の脱毛は太くて濃い毛よりも難しいのですが、ダイオードレーザーなら産毛の脱毛が可能となっていますよ。
顔の産毛がなくなると肌がワントーン明るくなり、メイクのノリもよくなります。背中の産毛がないと、露出の高い服や水着を躊躇なく着ることができますよね。
メリット④日焼け肌や肌黒の人でも医療脱毛できる
ダイオードレーザーなら熱破壊式・蓄熱式の両方とも、日焼け肌や敏感肌への照射が可能となっていますよ。
これは、ダイオードレーザーは皮膚表面のメラニン色素への反応が低いからです。
特に蓄熱式はレーザーの出力が低く抑えられるため、メラニン色素の集合体であるほくろへの照射も可能となっています。
アレキサンドライトレーザーは皮膚表面のメラニン色素に反応するので、日焼け肌や色黒肌の方は施術を受けることができません。
メリット⑤照射漏れしにくい
蓄熱式ダイオードレーザーで使用される主なハンドピースは、照射口が大きい上に肌の上を滑りながらレーザーが照射されるので、打ち漏れが起こりにくくなりますよ。
これに対して熱破壊式の場合は、狭いターゲットを狙いうちしていきます。熱破壊式は施術者の技量に大きく左右されやすく、照射漏れが起こりやすいと言われています。
脱毛クリニックの多くは担当制を導入しておらず、施術をしてくれる人が毎回変わるのが一般的です。
ダイオードレーザー脱毛のデメリット
ここまで、主にダイオードレーザーの良い点をご紹介してきました。
しかし、他のレーザー脱毛機器にメリットとデメリットがあるように、ダイオードレーザーにもデメリットがあります。
レーザー脱毛機器を選ぶときはメリットだけではなく、必ずデメリットも知った上で選ぶのがよいでしょう。
ダイオードレーザーのデメリットをご紹介します。
デメリット①効果を実感するまでに時間かかる
蓄熱式のダイオードレーザーは、熱破壊式のダイオードレーザーや他のレーザー脱毛機器と比べて、効果が出るまでに時間がかかります。
蓄熱式は瞬発的に高い出力のレーザーを照射するのではなく、じんわりとした熱を溜めこんでダメージを与えるためです。
そのため、脱毛効果を早く感じたい方には不向きになります。
デメリット②白髪には効果なし
ダイオードレーザーは白髪には効果はありません。
ダイオードレーザーに限らず、レーザー脱毛機器はすべて白髪への効果は期待できません。
白髪までしっかりと脱毛するなら、ニードル脱毛を選びましょう。
デメリット③アレキサンドライトレーザーヤグレーザーには劣る
ダイオードレーザーの太くて濃い毛やワキ・VIOの剛毛の脱毛効果は、アレキサンドライトレーザーヤグレーザーに比べて劣ります。
これは熱破壊式・蓄熱式の両方に言えることですね。
毛質には個人差があり、腕や足にも剛毛が生えていてコンプレックスを抱えている人なら、少しでも早く脱毛効果を得たいと考えるのではないでしょうか。
ダイオードレーザー医療脱毛に関するFAQ
ダイオードレーザーの施術を受ける前は、さまざまなことに不安を抱えていますよね。
施術前に疑問を解消しておくことが、安心安全に施術を受けられるポイントになりますよ。
ここでは、ダイオードレーザーに関するよくある質問と回答をご紹介します。
ダイオードレーザー効果ないって本当?
ダイオードレーザーに効果がないと言われるのは、他のレーザー脱毛機器と比べて脱毛効果が現れるまで時間がかかるからです。特に蓄熱式ダイオードレーザーでは、その傾向が強くなりますね。
しかし、ダイオードレーザーに脱毛効果がないというのは間違いです。
ダイオードレーザーは熱破壊式でも蓄熱式でも、脱毛効果を得る仕組み自体は大きく変わりません。
ダイオードレーザーの効果や、効果を感じられる施術回数の目安については以下を参考になさってください。
ダイオード レーザーの効果の詳細はこちら
ダイオード レーザーの施術回数目安の詳細はこちら
ダイオード レーザーで永久脱毛できる?
ダイオードレーザーの機種にはFDAや厚生労働省の認可を受けているものもあり、永久脱毛の効果がみとめられていますよ。
永久脱毛の効果をしっかりと得るなら、FDAや厚生労働省の認可を受けている機種を選ぶのがよいでしょう。
なお永久脱毛とは「永久に毛が生えてこなくなる」ということではありません。
アメリカ電気脱毛協会の定義では、「最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である脱毛法」としています。
そのため、永久脱毛はあくまで「長期的に減毛した状態を維持できる」効果を得られるものということになりますよ。
ダイオード レーザーの永久脱毛効果の詳細はこちら
ダイオード レーザーのVIO脱毛の痛みは?痛い?
ダイオードレーザーのVIOの脱毛の痛みは、熱破壊式と蓄熱式では違います。
熱破壊式は従来のレーザー脱毛機器と同様に、高い出力で毛根部を破壊するので痛みが生じやすくなりますね。ですが、ダイオードレーザーはアレキサンドライトレーザーやヤグレーザーに比べて、熱破壊式でも痛みは感じにくいと言われています。
蓄熱式の場合はVIOであっても、痛みが少ない傾向にありますよ。
VIOは毛が太くて濃く、痛みを感じやすいので、痛みに弱い人は蓄熱式で時間をかけて脱毛するのがよいでしょう。
ダイオード レーザーのVIOの痛みの詳細はこちら
ダイオード レーザーは顔や背中の産毛も脱毛効果ある?
ダイオードレーザーは顔や背中の産毛に高い脱毛効果を発揮します。
ヤグレーザーも産毛に効果がありますが施術時には強い痛みが伴いますし、アレキサンドライトレーザーは産毛にはほとんど効果がありません。
産毛まで綺麗に脱毛するなら蓄熱式ダイオードレーザーを選ぶのがよいでしょう。
ダイオード レーザーは顔や背中の産毛脱毛に効果の詳細はこちら
ダイオード レーザーの髭脱毛は痛い?向かない?
ダイオードレーザーは髭脱毛には向きません。
蓄熱式であれば痛みはほとんど感じませんが、レーザーが根深い部分にまで到達しないので、髭には効果が期待できないのです。
髭脱毛をするならレーザーの到達が深いヤグレーザーか、ニードル脱毛がよいでしょう。
ダイオード レーザーの髭脱毛の効果向き不向きの詳細はこちら
ダイオード レーザーで何回で抜ける?
ダイオードレーザーによる脱毛効果を実感する回数は、毛質によって異なります。
ワキやVIOなどの毛根部が深い毛や剛毛は5〜8回ほど施術が必要になりますよ。産毛は剛毛よりも抜けにくいので、5〜10回ほど必要ですね。
蓄熱式ダイオードレーザーは熱破壊式のレーザー脱毛機器に比べて、毛が抜ける効果を感じるのが遅くなります。
しかし、これは脱毛効果が低いからではありません。回数を重ねていくうちに熱破壊式と同等の脱毛効果を実感できるようになりますよ。
ダイオード レーザー脱毛の施術後の経過や抜け方の詳細はこちら
ダイオード レーザーはシミや美容にも効果あるって本当?
ダイオードレーザーはシミや美容にも効果が期待できますが、ダイオードレーザー脱毛機器はあくまでも脱毛するための機器です。
シミや美容に特化したダイオードレーザーは脱毛用とは異なるため、脱毛用のダイオードレーザーを照射したからといって、必ず美容効果が得られるわけではありません。
ただし、ダイオードレーザーを照射することでメラニン色素に反応してシミが薄くなったり、コラーゲンを生成して肌にハリやツヤが生まれることはあり得ます。
ダイオード レーザーの美容効果の詳細はこちら
ダイオードレーザー白髪は施術でいないって本当?
ダイオードレーザーは白髪には効果がありません。
毛にメラニン色素があればレーザーが反応するため、100%効果がないというわけではないのですが、ダイオードレーザーで白髪が抜ける確率は1割程度と言われていますよ。
これはダイオードレーザーに限らず、他のレーザー脱毛機器でも同じです。
ダイオード レーザー白髪への効果の詳細はこちら
ダイオードレーザーはこんな人におすすめ
ココがおすすめ
蓄熱式ダイオードレーザーによる脱毛は、痛みに弱い方や敏感肌でトラブルになりやすい方に特におすすめです。
また、日焼け肌や色黒肌でも施術が可能となっているので、これまで肌が黒いことを理由に施術を断られていた方でも脱毛ができますよ。
ダイオードレーザー医療脱毛効果まとめ
ダイオードレーザーの仕組みや特徴、メリット・デメリットなどをご紹介しました。
これまでダイオードレーザーによる脱毛に興味があっても、他のレーザー脱毛機器と何が違うのか、自分に合っているのかよくわからなかったという方にとって目安となる記事になっていれば幸いです。
それでは最後に、ダイオードレーザー脱毛の効果をまとめます。
- アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの中間の波長のため、幅広い毛質に対応している
- ダイオードレーザーには熱破壊式と蓄熱式の2種類がある(アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーは熱破壊式のみ)
- ダイオードレーザーの熱破壊式は剛毛にも効果があるが、蓄熱式は剛毛への効果がやや劣る
- 蓄熱式ダイオードレーザーは産毛の脱毛効果が期待できる
- 蓄熱式ダイオードレーザーは痛みが少ない
- 蓄熱式ダイオードレーザーは熱破壊式に比べて脱毛の効果の出方が遅い
- ダイオードレーザーは白髪や髭の脱毛には向かない
ひとりひとり毛質や肌質が違うだけではなく、脱毛の完了目標も異なります。